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まず、ステージで活躍するプロフェッショナルな意味での「演奏家」を目指すのか否か。 多くの方が誤解をされている点ですが、「小学校」「中学校」「高校」と、どんどん上手くなっていって、「音楽大学」を出て、「大学院」に進んだり「留学」して一流の演奏家に・・・という事はないのです。 演奏家を目指すのではあれば、小学校の高学年か、遅くも中学生の内にテクニックの面では殆ど完成されなければなりません。 そして、出来るだけ早い時期に、主要なレパートリーを身につけておく必要があります。
試験の直前になって、「受験をしたいのでレッスンをして欲しい」と言われる事もあるのですが、半年前、一年前になって、突然受験向けのレッスンを受けても、限界があります。 「音楽大学には入れるでしょうが、専門家にはなれないでしょう」と伝えなくてはならないのは、伝えられる側は勿論でしょうが、伝える側にとっても心苦しいものです。 専門的な道を考えたならば出来るだけ早い段階で、(私に限らず)専門的な生徒さんを多く教えている先生のレッスンを受けて欲しいと思います。 音楽大学は、より高度な勉強をする場所でですが、基礎から教わる(基礎を勉強しなおす)場所ではないのです。
副科ピアノに関しても同様です。 副科ピアノは、「指を動かす」事が目標ではありません。 勿論、難しいパッセージが弾けるようになれば、それに越した事はないのですが、ピアノ以外の楽器は、殆どが単旋律楽器です。 副科ピアノというのは、そうした単旋律楽器の弱点を克服する事が目的の一つになります。 同じ旋律を演奏するのであっても、それを支える和声をイメージ出来るかどうかというような事は、単旋律楽器だけで身に付けようとしても難しいのです。 楽器だけでなく、歌に関しても同様です。 音大に入る事が目標ならば別かも知れませんが、もっと高い目標を持つのなら、早めにそうした事を前提としたピアノのレッスンを受けて欲しいと思います。
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